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神話の郷に神楽が舞う

開催期間:平成28年3月4(金)〜3月19日(土)

かぐらまつりトップ灯りのオブジェ


◆序 章

 日本最古の歴史書「古事記」・「日本書紀」に書かれた神代の物語は、神生み、国生みから始まって、高天原、出雲、日向と神々の活躍する舞台があります。これらの物語は神話と呼ばれていて、日向神話は、神代の終幕を飾る神話となっています。第七回「宮崎たまゆら温泉かぐら祭り」では、日向神話のハイライトを優美なオブジェにして、灯りの祭典として展開します。




「海幸彦・山幸彦物語」展示ホテル:宮崎観光ホテル



 アマテラスオオミカミは、孫のニニギノミコトを瑞穂の国(日本)に降臨させることにした。ニニギは神々を供にして、日向の高千穂の峰に降りた。
 高千穂峰には諸説があって、霧島の高千穂峰、県北の高千穂のくしふる峰、五ヶ瀬町の二上峰が伝承地となっている。地上に降りたニニギは、オオヤマズミノカミの娘・コノハナサクヤヒメと結婚した。コノハナは一夜の契りで皇子を生むことになったが、ニニギの子であることを証明するため、火をかけた産屋でお産をした。生まれた皇子が海幸と山幸である。海幸は海の獲物を取り、山幸は山の獲物を取って暮らした。
 ある時、道具を取り代えて獲物を取ることにしたが、山幸は兄の大事な針をなくして途方に暮れた。


「神武東征物語」展示ホテル:ホテル浜荘



 高原の狭野で成長したイハレヒコは、サノノミコトとも呼ばれた。やがて宮崎の宮(皇宮屋〜こぐや)で日向を治められたが、全国統一の構想を練り、船軍を率いて東方に向かうことになった。
 美々津の港から出港されたので、この地は「日本海軍発祥の地」と伝承されている。
 古事記・日本書紀ともに、船出の地は明記していないが、日向では美々津と伝承している。宮崎神宮は、神武天皇を祭っているが、「神武さま」と呼ばれて市民に親しまれている。


「神武天皇誕生」展示ホテル:ホテル金住



帰国した山幸の後をトヨタマが追ってきた。皇子が生まれるというので、鵜戸の岩屋に産屋を営んだ。トヨタマはお産の姿を見ないように頼んだが、山幸はこっそりと見てしまった。トヨタマは怒って乗ってきた亀にも告げず帰国した。しかし乳飲み子のために乳房を岩屋に押し付けて置いた。岩は乳を垂らすお乳岩となった。トヨタマは乳飲み子を気遣って妹のタマヨリを乳母として遣わした。この皇子は産屋の屋根を葺く鵜の羽根が間に合わなかったので、ウガヤフキアエズと呼ばれた。成長してタマヨリを妃とされ四人の皇子が生まれた。第四皇子・カムヤマトイハレヒコは、後に神武天皇となった。トヨタマを乗せてきた亀は、トヨタマを待ち続けて鵜戸の亀石になったという伝説がある。